防音のための音の知識

防音を必要とする音には、大きく2種類あります。それは、音の伝わり方によって違い、その違いによって、防音の方法が変わってきます。現代の日本での生活には不快に感じる音が多く存在し、防音を必要としています。この2種類の音のどちらか一方の防音であるか、この2種類の音の両方の防音であるかなど、防音を必要とする音の種類を見分けることが、より快適に生活をするための防音対策につながるのです。

防音を必要とする音の一方は、空気を伝わって耳に入ってくる音です。人の話し声や、楽器の音、電車や車の走る音などの防音は、この音への対策となります。映画や音楽を楽しむための場所や、楽器や歌声などを楽しむ場所、高速道路の壁などでは、この音への対策がとられているところが多くあります。映画館やホールのような大きな施設から、個人の住まいまで防音対策の方法があります。

防音の方法として、空気を伝わって耳に入ってくる音には、遮音して防音する方法があります。音を遮音シートに反射させて、音を遮音シートの向こう側へ通過させない仕組みになっています。この防音方法には、遮音シートの他にも遮音マットもあります。また、遮音シート以外の防音の方法として、吸音して防音する方法があります。吸音材というものを用いて、音エネルギーを熱エネルギーにかえて防音する仕組みになっています。

防音を必要とする音のもう一方は、上の階からの人の足音や洗濯機の音、電車や車の振動などのような、壁や床といった固体を伝わって振動とともに発生する音です。ピアノなど床に楽器が触れている場合も、床からの振動で防音を必要とします。これには、振動をする洗濯機の脚に防震材などを取り付けて振動のエネルギーをさえぎる防音方法があります。

防音を必要とする音のこの2種類の音は、私たちの生活に様々な影響を及ぼしています。防音が行き届かずに、音のストレスで病気になったり、日々の生活を過ごすことが困難になったりします。そこで防音対策として、周囲の人たちが不快な思いをしないようにするために様々な方法が考えられています。